妊娠初期、お腹張るのは異常なの?対策は?
妊娠初期、お腹張るのは異常なの?
妊娠することで体は変化に適応するためにいろいろな症状ができます。
妊娠初期に起きる症状はどんなものがあるでしょうか。
・食べ物のや匂いに敏感になる「つわり」
・たくさん寝ても疲労感が取れない「倦怠感」
・乳腺の発達によって起こる「胸の張り」
・子宮が大きくなることで膀胱が圧迫されておきる「頻尿」
・下腹部に違和感を感じる「お腹の張り」
新しい命が宿ることで体に色々な変化が起きていますね!
今日はその中でも多くの妊婦さんが体験する「お腹の張り」について知っていきましょう。
- 妊娠初期の「お腹の張り」について知ろう
それでは妊娠初期の「お腹の張り」について詳しく見ていきましょう。
妊娠初期にお腹が張ることは多くの妊婦さんが経験する症状ですので、どんな状態なのかわかれば安心できます。
①なぜ妊娠初期にお腹が張るのか
まず、なぜ妊娠初期にお腹が張るのか考えていきましょう。
1つ目の原因として「ホルモンの変化」があげられます。
妊娠中、プロゲステロンというホルモンが急激に増加します。
このホルモンは子宮の筋肉を緩め、胎児が成長するための環境を整えますが、その結果として腸の動きが鈍くなり、ガスがたまりやすくなります。
次に「子宮の成長」も原因となります。
妊娠初期でも子宮は少しずつ大きくなり始めます。
子宮が膨張し始めると、周りの臓器が圧迫されるため、腹部に違和感を感じることがあります。
そして「血液量の増加」も関係しています。
妊娠に伴い、体内の血液量が増えます。
これにより、骨盤周辺の血液循環が増加し、子宮への圧力がかかりやすくなるため、お腹が張る感覚が生じることがあります。
②お腹が張るってどんな感じなの?
では、お腹が張るとはどんな感じなのでしょうか。
人それぞれ感じ方はいろいろあるようですが、
・お腹がひどく重たく感じる
・ガスがたまっている感じ
・腸が詰まっている感覚
・お腹の一部がすごく固くなった感じ
・筋肉痛がひどい感じ
と表現する妊婦さんが多いです。
③妊娠初期のお腹の張りはいつまで続くのか
妊娠初期にお腹が張ることは多くの妊婦さんが感じる事だとわかりますが、その感覚はいつまで続くのでしょうか。
妊娠初期のお腹の張りは、通常は妊娠12週から16週頃まで続くことが多いです。
この時期を過ぎると、ホルモンの変化が安定し、子宮の成長も順調に進むため、お腹の張りが軽減することが一般的です。
ただし、妊娠中期や後期にも一時的な張りを感じることはあります。
- お腹が張ったらどうしたらいいの?
さて、実際に妊娠初期にお腹が張ったらどうしたらいいのでしょうか?
お腹の張りが自然なものであることも多いと分かりましたが、適切なケアをすることで不快感を軽減することができます。
①体を横にして休む
身体が緊張しているとお腹も張りやすくなりますのでまずは横になって休みましょう。
抱き枕などがあると、さらにリラックスできます。
②深呼吸する
ストレスや緊張が原因でお腹が張ることもあるので、リラックスを心がけることが大切です。
深呼吸をしたり、軽いストレッチを行うことで、体全体の緊張を緩めることでお腹の張りも落ち着いてきます。
③水分補給をする
十分な水分を摂取することで、体内の水分バランスを保ち、腸内の動きを促進することができます。
水分不足は腸の動きを鈍らせ、便秘やガスによるお腹の張りを悪化させます。
常温のお水をこまめに飲むようにしましょう。
④お医者様に相談する
張りが頻繁に続く場合や、強い痛みや出血を伴う場合は、早めに産婦人科に相談してください。
大きなも問題がないか確認が必要なこともあります。
安心して気軽に相談できる医療機関を把握しておくと安心ですね。
妊娠初期のお腹の張りは、通常は一時的なものですが、無理をせず体の声に耳を傾けていきましょう。