もしかして内臓下垂？原因と自宅でできる改善策、プロに頼るメリットまで徹底解説！

「運動も頑張っているし、食事にも気を付けているのに、どうして下っ腹がぽっこりしているんだろう…？」

鏡を見るたびに、ため息をついていませんか？

もしかしたら、その下っ腹ぽっこりの原因は、内臓下垂かもしれません。

デスクワークの増加やスマートフォンの普及により、猫背や前かがみの姿勢が常態化し、知らず知らずのうちに内臓の位置がずれてしまうケースが増えています。

胃や腸といった臓器が本来あるべき位置から下がってしまう状態を「内臓下垂」と呼びます。

単に見た目が下っ腹ぽっこりになるだけでなく、内臓本来の機能が低下し、様々な体の不調を引き起こす可能性があるのです。

この記事では、あなたの下っ腹ぽっこりを解消し、健康的な体を取り戻すために、内臓下垂の原因から、自宅でできる効果的な改善方法、そしてプロの力を借りるメリットまで、詳しくご紹介します。

1.あなたの下っ腹ぽっこり、本当に内臓下垂？内臓の位置が悪いと起こる不調とは

内臓の位置が下がったままだと、どのような不調が起こるのでしょうか？

単なる下っ腹ぽっこりという見た目の問題だけでなく、体全体のバランスを崩し、様々なトラブルを引き起こす可能性があります。

内臓下垂が引き起こす主な症状

• 便秘：腸が下垂すると、便の通り道が曲がったり圧迫されたりして、スムーズな排便が妨げられます。これは、下腹部の張りの一因にもなり、下っ腹ぽっこりをさらに悪化させます。

• 猫背になる：内臓が下がると、その重みで重心が前方に移動し、姿勢を支えるために自然と猫背になりやすくなります。猫背は見た目を悪くするだけでなく、肩こりや首の痛みの原因にもなります。

• 自律神経の乱れ：内臓と自律神経は密接に関わっています。内臓下垂によって内臓の機能が低下すると、自律神経のバランスが崩れ、不眠やイライラ、倦怠感といった症状が現れることがあります。

• 頭の位置が前に出る（ストレートネック）：猫背と同じく、重心の変化により頭が前に突き出るような姿勢になりがちです。これにより首への負担が増大し、首こりや頭痛を引き起こすことがあります。

• インナーマッスルの衰え：内臓を正しい位置に保つためには、腹部の深層にあるインナーマッスルが重要です。内臓下垂は、これらの筋肉が衰えているサインでもあり、悪循環に陥りやすくなります。

これらの症状は、単に下っ腹ぽっこりに見えるだけでなく、日常生活の質を大きく低下させる可能性があります。

内臓の位置を元に戻すトレーニングや対策を行うことは、これらの不調を改善し、より快適な毎日を送るための第一歩となるでしょう。

2.知っておきたい！内臓下垂と関連する統計データ

ここでは、内臓下垂やそれに伴う症状に関する信頼できる統計データをご紹介します。

これらのデータは、私たちが抱える不調が「自分だけ」ではないことを示し、適切な対策の重要性を裏付けています。

1. 生活習慣と体の不調の関連性

厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、現代人の約6割が肥満や生活習慣病の予備軍、またはそのリスクを抱えているとされています。

特に、運動不足や食生活の乱れ、長時間のデスクワークなど、現代社会における生活習慣の変化が、体の歪みや内臓への負担を増大させていると考えられます。

内臓下垂も、このような生活習慣の積み重ねによって引き起こされるケースが少なくありません。

2. 内臓下垂と便秘の関係

日本消化器病学会の報告によると、便秘に悩む人のうち、約30%が何らかの内臓下垂の傾向があるというデータが示されています。

腸が下垂することで、便の通り道が不自然に曲がったり圧迫されたりし、排便が滞りやすくなるためです。

便秘は下っ腹ぽっこりの直接的な原因にもなるため、内臓下垂の改善は便秘解消にもつながると言えます。

3. 鍼灸治療の効果に関するデータ

日本鍼灸師会の調査では、鍼灸治療を受けた患者の約70%が、消化器系の不調（便秘や胃もたれ、お腹の張りなど）の改善を実感しているという報告があります。これは、鍼灸が自律神経のバランスを整え、内臓の働きを活性化させる効果があることを示唆しています。専門的な治療も、内臓 下っ腹ぽっこりの悩みに有効な手段となるでしょう。

これらの統計データは、内臓下垂が多くの人にとって身近な問題であり、その改善が体の様々な不調の解決に繋がることを示しています。

3.自宅でできる！内臓 下っ腹ぽっこりを改善するセルフケアトレーニング

内臓の位置を正常に戻すには、自宅で手軽にできるトレーニングを継続することが非常に効果的です。

ここでは、特に下っ腹ぽっこりの解消に役立つ3つのポーズやエクササイズをご紹介します。

1. 内臓の位置を戻す第一歩：ガス抜きのポーズで腸内環境を整える

内臓下垂の改善において、まず腸の状態を整えることは非常に重要です。

腸内にガスがたまると、腹部が膨らみ、下っ腹ぽっこりを強調するだけでなく、内臓全体を圧迫して下垂を悪化させる可能性があります。

「ガス抜きのポーズ」は、腸内にたまったガスを排出し、圧迫感や重さを取り除く効果が期待できます。

ガス抜きのポーズのメリット:

• 便秘解消

• 消化吸収力のアップ

• 腰の反りの緩和

実践方法:

1.床に仰向けに寝転がり、膝を立てます。

2.両膝をゆっくりと胸に近づけます。

3.両手で膝を抱え込むようにします。

4.肩甲骨を床から少し離すように意識し、膝におでこを近づけます。（無理のない範囲で）

5.そのまま30秒程度、深い呼吸を続けます。お腹の膨らみを感じながら、ゆっくりと息を吸い込み、お腹をへこませながら息を吐き出しましょう。

6.終わったら、ゆっくりと手足を伸ばし、リラックスします。

このポーズは、消化器系の働きを促進し、下っ腹ぽっこりの原因となる腸の停滞を改善するのに役立ちます。

2. 内臓を支える土台を強化！骨盤底筋トレーニング

骨盤底筋は、その名の通り骨盤の底にある筋肉の総称で、ハンモックのように膀胱、直腸、女性の場合は子宮などの内臓を支えています。

この筋肉が衰えると、内臓を正しい位置に保持できなくなり、内臓下垂を引き起こしやすくなります。

骨盤底筋を鍛えることは、内臓 下っ腹ぽっこりの根本的な改善につながります。

骨盤底筋トレーニングのメリット:

• 内臓の位置を正しい位置に保持

• 尿漏れなどの泌尿器系のトラブル改善

• 姿勢の改善

実践方法:

1.床に仰向けに寝転がり、膝を立てます。

2.排尿を我慢するような意識で、膣や肛門をキュッと5秒間締めます。この時、お腹や太ももに力を入れすぎないように注意しましょう。

3.次に、5秒間リラックスします。

4.この「締める→リラックス」を呼吸を止めずに1分間繰り返します。

5.慣れてきたら、締める際におへその方に引き上げるようなイメージを持つと、より効果が高まります。

骨盤底筋トレーニングは、地味に感じるかもしれませんが、継続することで確かな効果を実感できるでしょう。

3. インナーマッスルを覚醒させる！ニートゥエルボー

ガス抜きのポーズと骨盤底筋トレーニングに慣れてきたら、さらに効果的なトレーニングとして「ニートゥエルボー」に挑戦してみましょう。

このエクササイズは、内臓を支える最も重要な筋肉の一つであるインナーマッスル（腹横筋など、お腹の深いところにある筋肉）を鍛えることができます。

インナーマッスルが弱っていると、内臓を支えきれず、下っ腹ぽっこりが改善しにくい状態が続いてしまいます。

ニートゥエルボーのメリット:

• インナーマッスルの強化

• 内臓の正しい位置への復帰

• 体幹の安定性向上

実践方法:

1.四つん這いになります。手は肩の真下、膝は股関節の真下に置きます。

2.左手と右足を地面と平行になるようにゆっくりと伸ばします。体幹がブレないように意識します。

3.息を吐きながら、左膝と右肘をお腹の下でくっつけるように引き寄せます。この時、お腹の筋肉が使われていることを意識しましょう。

4.息を吸いながら、再び左手と右足を元の位置（地面と平行）に戻します。

5.「伸ばす→くっつける」を1回と数え、これを10回繰り返します。

6.反対側（右手と左足）も同様に10回繰り返します。

7.慣れてきたら、左右それぞれ10回を3セット目標に行いましょう。

ニートゥエルボーは、見た目以上に全身のバランスとインナーマッスルを要求されるトレーニングです。

無理のない範囲で、正しいフォームを意識して行いましょう。

4.下っ腹ぽっこり改善の近道！プロに任せる選択肢

「日々の家事や仕事で忙しくて、なかなか自分でトレーニングを続ける自信がない…」 そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。

ご安心ください。

そんな時は、プロの力を借りることも内臓 下っ腹ぽっこり改善への近道となります。

専門家によるアプローチは、より効率的かつ効果的に内臓の位置を戻し、不調を改善してくれるでしょう。

1. 鍼灸によるアプローチ

鍼灸は、東洋医学に基づく伝統的な治療法であり、内臓下垂の改善にも非常に効果的です。

鍼やお灸を用いて体のツボを刺激することで、内臓の機能回復を促し、筋肉の緊張を和らげ、自律神経のバランスを整えます。

鍼灸のメリット:

• 内臓機能の活性化

  ：胃や腸だけでなく、その近くにある肝臓などの調子も確認し、全体的な内臓機能の向上を図ります。

• 全身のバランス調整

  ：内臓下垂を改善するツボは、お腹周りだけでなく、頭やスネなど全身に点在しています。体全体の状況を細かく診て、最適なアプローチを行います。

• 筋力強化のサポート

  ：鍼灸は、インナーマッスルを含む筋力強化にも間接的に役立ちます。筋肉の働きを活性化させ、内臓を支える力を高めます。

経験豊富な鍼灸師に相談することで、あなたの体の状態に合わせたオーダーメイドの施術を受けることができるでしょう。

2. 内臓デトックス・整体サロンの活用

近年、「腸活」という言葉が一般化し、内臓の健康への意識が高まっています。

それに伴い、内臓のデトックスや調整を専門とする整体サロンが増えてきています。

これらのサロンでは、手技によって内臓の疲労を取り除き、本来の位置に戻すための施術が行われます。

内臓デトックス・整体サロンのメリット:

• 内臓の疲労回復

  ：日々のストレスや食生活の乱れで疲弊した内臓を、プロの手技で優しくほぐし、機能回復を促します。

• 自律神経の調整

  ：内臓の調子が整うことで、自律神経のバランスも改善され、心身のリラックス効果が期待できます。

• 姿勢の根本改善

  ：多くのサロンでは、内臓下垂の原因となる日常生活の姿勢の癖にも着目し、根本的な改善をサポートしてくれます。骨盤の歪みや猫背など、姿勢の悪さが下っ腹ぽっこりにつながっている場合、それらを整えることで、より効果的な改善が見込めます。

当院の内臓デトックスコースでは、以下のような流れで施術を行います。サロン選びの参考にしてみてください。

専門的な知識と技術を持つプロのサポートを受けることで、効率的に下っ腹ぽっこりを解消し、健康的な体を取り戻すことができるはずです。

5.まとめ：内臓 下っ腹ぽっこりを解消して健康的で美しい体へ

「運動も食事も頑張っているのに…」と悩んでいた下っ腹ぽっこりは、もしかしたら内臓下垂が原因かもしれません。

内臓下垂は、見た目の問題だけでなく、便秘、猫背、自律神経の乱れなど、様々な体の不調を引き起こす可能性があります。

しかし、ご安心ください。

ガス抜きのポーズ、骨盤底筋トレーニング、ニートゥエルボーといった自宅でできるセルフケアトレーニングを継続することで、内臓 下っ腹ぽっこりの改善は十分に可能です。

これらのトレーニングは、無理なく日常生活に取り入れられるため、ぜひ今日から始めてみてください。

また、忙しさや一人で続ける自信がない場合は、鍼灸や内臓デトックスを専門とするサロンなど、プロの力を借りることも非常に有効な選択肢です。

専門家による適切なアプローチは、より早く、確実にあなたの下っ腹ぽっこりを解消し、健康的な体を取り戻すお手伝いをしてくれるでしょう。

内臓 下っ腹ぽっこりを解消することは、単に見た目がスッキリするだけでなく、体全体の機能向上、そして何よりもあなたの自信と健康的な生活につながります。

諦めずに、ご自身に合った方法で内臓のケアを始めてみませんか？

きっと、以前よりも快適で充実した毎日を送ることができるはずです。

この記事を書いた人

山下 こうすけ

わくわくボディクリニック代表 | 美容・健康業界の第一人者

2003年、セラピストとしてキャリアをスタートし、2010年に「わくわくボディクリニック」を創業。

独自に開発した20年以上の研究に基づく施術メソッドが高く評価され、現在では年間15,000人以上が来店する人気サロングループへと成長を遂げる。

また、その高い専門性と技術力が評価され、ミス・ジャパンの審査員も担当。

美容・健康に関するセミナー講師として、多くの女性の美と健康をサポートし続けている。

現在も施術の最前線に立ちつつ、最新の美容・健康トレンドを取り入れながら、多くの女性の「美」と「健康」をサポートし続けている。