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無意識に肩が上がる原因と解消法:あなたの姿勢と健康を守る徹底解説

公開日: 2024.01.24 / 最終更新日時 : 2025.06.07ミスコンレポート&コラム

「なぜかいつも肩が上がっている気がする」

「気づくと首がすくまっている」

—そんな経験はありませんか?

日常生活で無意識に肩が上がる現象は、多くの現代人が抱える悩みの一つです。

この状態は、単なる癖ではなく、身体の不調や心の状態を示すサインかもしれません。

本記事では、無意識に肩が上がる原因を深く掘り下げ、その背後にあるメカニズムを解説します。

さらに、今日から実践できる具体的な対策までを詳しくご紹介します。

あなたの肩と首の健康を守り、より快適な毎日を送るためのヒントが満載です。


1.無意識に肩が上がるのはなぜ?現代社会の落とし穴

私たちは日々、さまざまなストレスや緊張にさらされています。

長時間のデスクワーク、スマートフォンの使いすぎ、人間関係の悩みなど、これらが知らず知らずのうちに体に負担をかけ、無意識に肩が上がる原因となっている可能性があります。

無意識に肩が上がる現象の背景には、体の緊張状態、不適切な姿勢、そして環境要因が複雑に絡み合っています。

特に、IT化が進んだ現代社会では、パソコンやスマートフォンの使用が日常化し、私たちの姿勢や筋肉の使い方は大きく変化しました。


2.無意識に肩が上がる人の特徴とは?

「無意識に肩が上がる」という悩みを持つ人には、いくつかの共通する特徴が見られます。

ご自身の生活習慣や体の状態と照らし合わせながら、読み進めてみてください。

2-1. 筋肉の過緊張と姿勢の歪み

body スマホ ソファ

長時間同じ姿勢を続けることは、筋肉の硬直を招きます。

例えば、スマートフォンを長時間操作したり、中腰で家事を続けたりしていませんか?

このような習慣は、胸や肩の筋肉を凝り固まらせ、肩をすくめたような状態にしてしまいます。

特に、肩の筋肉が硬くなると、肩が耳よりも前方に位置する「巻き肩」になりがちです。

巻き肩は、首や肩に大きな負担をかけ、無意識に肩が上がる大きな一因となります。

2-2. デスク環境と合わないパソコンの位置

デスクワーク 肩こり

あなたのデスクや椅子の高さは適切ですか?

パソコンのディスプレイの位置が目線に合っていないと、無意識に肩が緊張してしまうことがあります。

特にノートパソコンを使用する場合、ディスプレイの位置が目線よりもかなり低く、両手を前に出す姿勢になりがちです。

これにより猫背の姿勢が誘発され、首の後ろの筋肉に多大な負担がかかります。

結果として、肩がどんどん上がってきてしまうのです。

無意識に肩が上がる現象を防ぐためには、正しい姿勢を保つことが不可欠です。

デスクの高さや椅子の調整を行い、目線をディスプレイの約1/3の高さに合わせるように工夫しましょう。

2-3. ストレスと自律神経の乱れ

座って悲しむ

体の機能を調整する自律神経の乱れも、無意識に肩が上がる原因となり得ます。

自律神経は、活動時に優位になる交感神経と、安静時に優位になる副交感神経の2つで構成されています。

ストレスを感じると、交感神経が活発になります。

これにより血管が収縮し、血行が悪くなることで肩が凝り、結果的に肩の位置が上がってしまうのです。

姿勢は心の状態とも密接に関係しており、精神的な緊張が身体的な緊張として現れる典型例と言えるでしょう。


3.統計データで見る無意識に肩が上がる現代人の実態

データ

ここでは、無意識に肩が上がる状態に関連する統計データをご紹介します。

これらのデータは、現代社会において、いかに多くの人々が同様の悩みを抱え、身体に負担がかかっているかを示しています。

  • 世界保健機関(WHO)の報告

    : 現代人の約80%が少なくとも一度は腰痛や肩こりを経験するとされており、その多くが姿勢の悪さや運動不足に起因していると指摘されています。特に、長時間の座位姿勢は肩や首への負担を増大させ、無意識に肩が上がる、といった症状を引き起こしやすいとされています。

  • デスクワーカーにおける巻き肩の傾向

    : ある調査によると、デスクワーカーの約7割が巻き肩の傾向があるというデータもあり、現代社会における深刻な問題となっています。肩の筋肉が硬くなることで、僧帽筋(肩の筋肉)の血流が悪化し、さらに緊張が高まるという悪循環に陥ることもあります。

  • ディスプレイの高さと首への負担

    : 人間工学に基づいた研究では、パソコンのディスプレイの高さが目線より低いと、首への負担が最大で3倍近く増えるという報告もあります。

  • ストレスと肩こりの関連性

    : 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、ストレスを感じている人の約60%が肩こりや首の痛みを訴えているというデータがあり、ストレスが身体に及ぼす影響の大きさがうかがえます。

  • 瞑想やマインドフルネスによるストレスホルモンの変化

    : ある研究では、瞑想やマインドフルネスを習慣にすることで、ストレスホルモンが平均で20%減少したという報告もあります。これは、ストレス管理が身体の緊張緩和に寄与することを示唆しています。


4.無意識に上がった肩を正しい位置に戻す5つのポイント

ポイント

無意識に肩が上がる状態を改善し、快適な体を取り戻すためには、日々の意識とケアが重要です。

ここでは、効果的な5つのポイントをご紹介します。

4-1. 前鋸筋(ぜんきょきん)を効果的にほぐす

前鋸筋 イラスト

脇の下にある前鋸筋をほぐすことは、肩甲骨の位置を正し、首や肩の緊張を和らげるのに非常に効果的です。

肩甲骨は、肩の動きに大きな影響を与える重要な骨であり、前鋸筋をケアすることで肩甲骨の動きがスムーズになります。

前鋸筋のほぐし方: 片腕を軽く上げ、反対の手で脇の下や脇の下のやや後ろ側の部分を優しくさすります。上下左右に30秒程度さすると良いでしょう。反対側も同様に行ってください。前鋸筋のストレッチは簡単に行えるため、日常的に取り入れることをおすすめします。定期的に行うことで、肩甲骨の動きが改善し、無意識に肩が上がるのを防ぐ効果が期待できます。

4-2. ストレスを管理し、心をケアする

ストレッチ 上半身

ストレスが肩の緊張を引き起こしている場合、積極的にストレスを解消する時間を作ることが重要です。

ヨガやストレッチで背中を意識的に動かすことは、心身のリラックスに非常に効果的です。

背骨と自律神経は密接な関係があり、正しい姿勢で背骨が健康であれば、ストレス改善につながり、肩のこわばりも取れやすくなります。

毎日10〜15分程度のストレッチやリラクゼーションの時間を設け、自律神経のバランスを整えましょう。

4-3. 意識的な深呼吸で全身の緊張を解放

リフレッシュ

毎日たった5分でも集中して深呼吸する時間を設けることで、体全体の緊張が取れます。

無意識に肩が上がるのは、肩だけでなく全身の緊張が原因である可能性が高いです。

深呼吸は自律神経を整える効果があり、無意識に肩が上がる状態を緩和する助けになります。

気分が落ち着かないときや肩の緊張を感じるときには、意識的に腹式呼吸を試してみてください。

深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出すことで、副交感神経が優位になり、リラックス効果が高まります。

4-4. 姿勢を改善し、身体の負担を減らす

正しい姿勢は、肩の緊張を軽減する上で不可欠です。

デスクワークやスマートフォンの使用時に、適切な椅子やデスクを使用しているか、再度確認しましょう。

「前かがみになっていないか」を時々セルフチェックすることから始めるのがおすすめです。

椅子に座る際には、背もたれにしっかりと背中を付け、腰をサポートするクッションなどを活用することで、無意識に肩が上がるのを防ぐことができます。

また、立ち上がる際に足を肩幅に開き、重心を安定させることも大切です。

4-5. プロのサポートで全身を整える(整体など)

肩整体

もしセルフケアだけでは改善が難しいと感じる場合は、プロのサポートを受けることも検討しましょう。

整体などの手技療法は、背骨の調整を通じて神経系のバランスを改善し、身体の機能を正常化することを目指します。

筋肉や関節の柔軟性を促進し、正しい姿勢を維持するのに役立ちます。

無意識に肩が上がる状態が続くと、頭痛やめまい、消化器系の不調など、さまざまな体の不調を引き起こす可能性があります。

定期的に整体を受けることは、これらの不調の予防にもつながります。

当院では、一人ひとりの日常生活の過ごし方、骨格や筋肉の状態などを丁寧に確認し、オーダーメイドの整体プランをご提案いたします。

ご興味がある方はぜひこちらをご覧ください。


5.まとめ:無意識に肩が上がる状態を改善し、快適な毎日を

ポジティブ

無意識に肩が上がるという現象は、日常の中でストレスや緊張が蓄積される結果として現れることが少なくありません。

しかし、その原因を理解し、適切な対策を講じることで、改善へと導くことができます。

今回ご紹介した「前鋸筋のほぐし」「ストレス管理」「深呼吸」「姿勢改善」「プロのサポート」の5つのポイントを、ぜひあなたの日常生活に取り入れてみてください。

日々の意識的なリラックスと適切なケアが、無意識に肩が上がる状態の解消につながり、心身ともに健康な状態へと導いてくれるでしょう。


この記事を書いた人

山下 こうすけ

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わくわくボディクリニック代表 | 美容・健康業界の第一人者

2003年、セラピストとしてキャリアをスタートし、2010年に「わくわくボディクリニック」を創業。

独自に開発した20年以上の研究に基づく施術メソッドが高く評価され、現在では年間15,000人以上が来店する人気サロングループへと成長を遂げる。

また、その高い専門性と技術力が評価され、ミス・ジャパンの審査員も担当。

美容・健康に関するセミナー講師として、多くの女性の美と健康をサポートし続けている。

現在も施術の最前線に立ちつつ、最新の美容・健康トレンドを取り入れながら、多くの女性の「美」と「健康」をサポートし続けている。

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