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鼻の角栓にサヨナラ!原因から効果的な取り方・予防法まで徹底解説

公開日: 2025.12.17 / 最終更新日時 : 2025.12.17ミスコンレポート&コラム

鏡を見るたびに気になる鼻の角栓。

白いポツポツや黒いブツブツとして現れるこれらは、メイクのノリを悪くし、見た目の印象にも影響を与えます。

「どうにかしてきれいにしたい」と悩んでいる方も多いでしょう。

本記事では、この厄介な鼻の角栓について、その正体、できてしまう根本的な原因、そして自宅で安全かつ効果的に行うことができる取り方(除去方法)から、再発を防ぐための根本的な予防法まで、美容皮膚科医が推奨する最新の知識に基づいて徹底的に解説します。

正しい知識を身につけ、今日からあなたも「いちご鼻」の悩みから解放され、つるんとした美しい鼻を目指しましょう!


1.鼻の角栓とは?その正体と発生のメカニズム

はてな

まず、私たちが悩まされている「鼻の角栓」とは一体何者なのでしょうか。

1-1.角栓の主な成分は「タンパク質」と「皮脂」

角栓

角栓は、単なる汚れではありません。

その約70%はケラチンというタンパク質(古い角質)で、残りの約30%が皮脂で構成されています。

1.過剰な皮脂の分泌: 鼻周りはTゾーンの一部で、皮脂腺が多く、もともと皮脂の分泌が活発です。

2.古い角質の蓄積: 肌のターンオーバー(新陳代謝)が乱れると、剥がれ落ちるべき古い角質が毛穴の中に留まってしまいます。

3.角栓の形成: 過剰な皮脂と、剥がれずに残った古い角質が混ざり合い、毛穴の中で凝固して栓のようになったものが「角栓」です。

1-2.白い角栓と黒い角栓(黒ずみ)の違い

毛穴 小鼻

鼻の角栓には、主に以下の2種類があります。

  • 白い角栓: 毛穴に詰まった皮脂と角質が表面に出ていない状態、または出て間もない状態です。

  • 黒い角栓(いちご鼻): 白い角栓の先端が空気に触れることで酸化し、黒く変色した状態です。これが、いわゆる「鼻の黒ずみ」や「いちご鼻」の原因となります。

つまり、黒ずみは角栓が進行した状態であり、根本的な対策が必要です。


2.鼻の角栓ができる根本的な原因と悪化要因

驚く

鼻の角栓は、複数の要因が絡み合って発生します。

原因を理解することが、適切な対策への第一歩です。

2-1. 皮脂の過剰分泌

日本皮膚科学会の研究によると、特に思春期以降、皮脂の分泌量はホルモンバランスの影響を大きく受けるとされています。

遺伝的要素や男性ホルモンの影響で皮脂腺が活発な方は、角栓ができやすい傾向にあります。

  • 食生活の乱れ: 脂質の多い食事、甘いものの過剰摂取は、皮脂分泌を促進します。

ジャンクフード

  • 睡眠不足・ストレス: これらはホルモンバランスを崩し、結果的に皮脂の分泌を増やします。

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2-2. 肌のターンオーバーの乱れ

ターンオーバー

正常な肌は約28日周期で生まれ変わりますが、以下のような要因でこのサイクルが乱れます。

  • 乾燥: 肌が乾燥すると、外部の刺激から守ろうとして角質層が厚くなり、毛穴の出口を塞ぎやすくなります。

  • 間違ったスキンケア: 洗顔時の過度な摩擦や、保湿不足は、ターンオーバーの乱れに直結します。

  • 紫外線: 紫外線は肌のバリア機能を低下させ、古い角質が蓄積しやすい環境を作ります。

2-3. メイク汚れの残留

メイク

クレンジング不足でメイクや日焼け止めが毛穴に残っていると、それが皮脂と混ざり合い、角栓の「核」となってしまいます。

特に、ウォータープルーフのものやカバー力の高いファンデーションを使っている場合は、丁寧なクレンジングが不可欠です。


3.安全かつ効果的!鼻の角栓を綺麗に取り除く方法

ポイント

「すぐにでも取りたい!」という気持ちはわかりますが、間違った自己流のケアは、かえって肌を傷つけ、角栓を悪化させたり、毛穴を目立たせたりする原因になります。

ここでは、肌に負担をかけずに鼻の角栓を除去する方法を紹介します。

3-1.絶対にNGな角栓の取り方

バツ印

  • 指やピンセットで押し出す: 毛穴周りの皮膚に強い圧力がかかり、炎症、色素沈着、毛穴の開き(クレーター化)を引き起こす最大の原因となります。

  • 頻繁なピーリング: 必要な角質まで剥がしてしまい、肌のバリア機能が低下し、乾燥や敏感肌の原因になります。

3-2.自宅でできる効果的な角栓除去ケア

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1. 丁寧なクレンジングと洗顔

角栓除去の基本中の基本は、毎日の洗顔です。

  • クレンジング: 油性成分が多い角栓には、油分を溶かし出すオイルクレンジングが特に有効です。ただし、洗浄力が強すぎるものは乾燥を招くため、肌質に合ったものを選びましょう。

クレンジングオイル

ポイント: 蒸しタオルなどで毛穴を開かせた後に、優しくクルクルと円を描くように1分程度マッサージします。

  • 洗顔: 泡立ちの良い洗顔料を使い、Tゾーンから丁寧に洗います。摩擦は厳禁です。

2. 角質ケア成分の活用

蓄積した古い角質を優しく取り除く成分を取り入れます。

  • 酵素洗顔: タンパク質を分解する「プロテアーゼ」や、皮脂を分解する「リパーゼ」などの酵素を配合した洗顔料を週1~2回使用します。鼻の角栓の約70%はタンパク質なので、酵素の力は非常に有効です。

  • AHA(フルーツ酸)配合化粧品: 古い角質同士の結合を緩め、自然な剥離(ピーリング)を促します。低刺激性のものから試すのがおすすめです。

3. 適切な保湿ケアの徹底

化粧水をつける

除去した後の毛穴は非常にデリケートです。

また、乾燥はターンオーバーの乱れを招き、角栓の原因を再発させます。

  • ビタミンC誘導体: 皮脂の過剰な分泌を抑える働きがあり、鼻 角栓対策に非常に効果的です。化粧水や美容液で積極的に取り入れましょう。

  • セラミド: 肌のバリア機能を高め、乾燥を防ぎます。保湿クリームでしっかりと蓋をすることが重要です。


4.鼻の角栓を根本から予防するための生活習慣とスキンケア

チェック

一度取り除いても、原因を取り除かなければ鼻の角栓はすぐに再発します。

角栓のないつるつるの肌を維持するための長期的な予防策をご紹介します。

4-1. スキンケアの見直し:毛穴ケアをルーティンに

ひらめき

  • W洗顔の見直し: 厚化粧をしない日は、肌への負担を考慮し、クレンジング不要の石鹸で落ちるメイクに変えるのも一つの手です。

  • パック・マスクの活用: クレイ(泥)パックは、過剰な皮脂を吸着する効果があり、週に一度の使用は鼻の角栓予防に役立ちます。

4-2. 食生活の改善:インナーケアも重要

お腹

肌は内臓の鏡です。

美容皮膚科の臨床データでは、食生活の改善がニキビや角栓の発生率を大幅に低下させることが示されています。

  • 控えるべきもの: 糖質、飽和脂肪酸(バター、肉の脂身)、乳製品の過剰摂取。これらは皮脂分泌を促します。

脂質

  • 積極的に摂るべきもの:

ビタミン

ビタミンB群: 皮脂の代謝を促す働きがあります(豚肉、レバー、魚介類)。

ビタミンC: 抗酸化作用とコラーゲン生成を促し、毛穴の目立ちにくい肌をサポートします(柑橘類、ブロッコリー)。

  • 食物繊維: 便通を整え、老廃物の排出をサポートします(野菜、海藻、きのこ類)。

食物繊維

4-3. 良質な睡眠とストレス管理

肌のターンオーバーは、主に睡眠中(特にゴールデンタイムとされる22時~2時の間、実際には入眠後3時間)に分泌される成長ホルモンによって活性化されます。

  • 質の高い睡眠: 最低でも6~7時間の睡眠を確保しましょう。

睡眠

  • リラックス: ストレスはホルモンバランスを乱し、皮脂分泌を増加させます。適度な運動や趣味でリフレッシュする時間を設けましょう。

胸に手を当てる

4-4. 紫外線対策の徹底

紫外線

紫外線は肌の弾力を奪い、毛穴周りの皮膚をたるませて、毛穴の開きや角栓の詰まりを悪化させます。

「鼻の角栓の黒ずみ対策」としても、年間を通して日焼け止めを使用し、肌の老化を防ぐことが重要です。


5.統計から見る「角栓・毛穴対策」の実態とトレンド

データ

多くの日本人が抱える肌悩みの中でも、「毛穴の悩み」は特に深刻です。

複数の調査によると、消費者が抱える毛穴の悩みは多岐にわたり、具体的には「黒ずみ(約55%)」、「開き(約56%)」、「詰まりや角栓(約34%)」が上位を占めています。

このことから、鼻の角栓の詰まりが、見た目に大きく影響する「黒ずみ」や「開き」の根本原因となっていることがわかります。

5-1.対策の現状と消費者が期待するアイテム

毛穴に悩む約6割の人が何らかの対策を行っていますが、裏を返せば約37.8%の人が「有効な対策をしていない」または「何もしていない」という状況も明らかになっています。

これは、多くの人が正しいケア方法や効果的なアイテム選びに迷っていることを示唆しています。

実際に毛穴ケアのために使用されているアイテムでは、角栓の主成分である皮脂を溶かす効果がある「クレンジングオイル」が最も高い使用率を示しています。

5-2.効果を期待する成分の傾向

虫メガネ

消費者が具体的な効果を期待して実践している対策の傾向を見ると、以下の2つが特に重要視されています。

1.ビタミンC系スキンケア(1位): 皮脂の過剰分泌を抑え、抗酸化作用で角栓の黒ずみを防ぐ効果を期待されています。

2.酵素・スクラブ洗顔(2位): 角栓の主成分であるタンパク質(古い角質)を分解し、物理的・化学的に除去するアイテムとして高い関心を集めています。

この統計から、「鼻 角栓」の対策は、単に汚れを落とすだけでなく、ビタミンC誘導体による皮脂コントロールと予防が重要視されていることが分かります。

5-3.美容医療への関心も高い

スキンケアface

自宅ケアでの限界を感じる人も多く、約半数が「毛穴ケアに美容医療を取り入れてみたい」と回答しています。

中でも、肌に負担をかけずに角栓を吸引し洗浄する「ハイドラフェイシャル」のような毛穴洗浄や、「ケミカルピーリング」への関心が高く、自宅ケアと並行して専門的なアプローチも広く認知されているのが現状です。


6.知っておきたい!美容クリニックでの角栓・黒ずみケア

発見

「何を試しても鼻の角栓が改善しない」「結婚式など大事なイベントまでに綺麗にしたい」という方は、プロの手を借りることを検討しても良いでしょう。

専門的な施術の例

ピーリング

1.ケミカルピーリング: 高濃度の酸(サリチル酸、グリコール酸など)を用いて、毛穴の詰まりを解消し、ターンオーバーを強制的に正常化します。

2.ハイドラフェイシャル(水流ピーリング): 水流と吸引を組み合わせた機器で、肌に負担をかけずに毛穴の奥の汚れ(鼻の角栓)を吸引し、同時に美容液を導入します。即効性が期待でき、人気のある施術です。

3.レーザー治療: 毛穴の開きや、黒ずみによる色素沈着に対して効果を発揮するものもあります。

美容クリニックでのケアは、即効性や高い効果が期待できますが、費用やダウンタイム(施術後の赤みなど)を考慮し、専門医とよく相談して決めましょう。


7.角栓にまつわるQ&A:知っておきたい疑問と解決策

Q&A

Q1. オイルクレンジングはニキビ肌でも使って大丈夫ですか?

A. 一般的に、ニキビ肌の方はオイルクレンジングの使用を控え、ジェルやリキッドタイプを推奨されることが多いです。なぜなら、オイルの成分によっては毛穴に残りやすく、ニキビを悪化させる可能性があるからです。

しかし、鼻 角栓の主成分である皮脂を効果的に溶かすのはオイルです。対策として、ニキビができやすい方は、以下のように使い分けましょう。

  • Tゾーン(鼻周り): 角栓が気になる部分のみオイルで集中的にケアし、すぐに乳化させて洗い流す。

  • Uゾーン(頬・顎): ニキビがある部分は刺激の少ないジェルやリキッドを使用する。

使用後は、オイル成分が残らないように、丁寧なW洗顔を徹底してください。

Q2. 毎日、酵素洗顔やピーリングを行ってもいいですか?

A. いいえ、推奨されません。

鼻の角栓を早くなくしたい一心で、毎日酵素洗顔やピーリングを行うと、肌に必要な角質まで取り除いてしまい、肌のバリア機能が著しく低下します。これは、肌の極端な乾燥を招き、結果として防御反応としてさらに皮脂が過剰分泌され、角栓の再発を早めるという悪循環に陥ります。

  • 酵素洗顔: 週に1~2回程度

  • ピーリング化粧品: 製品の指示に従い、多くても週に1~3回程度

肌が敏感な時や乾燥している時は使用を控え、保湿を優先してください。

Q3. 男性も鼻の角栓対策は女性と同じ方法で良いですか?

A. 基本的な原理は同じですが、男性は女性よりも皮脂分泌量が平均して2〜3倍多いため、より徹底した皮脂コントロールが必要です。

1.洗浄力の見直し: 皮脂をしっかり落とせる男性用の洗顔料や、スクラブ(週1回)を取り入れるのも有効です。ただし、洗いすぎによる乾燥には注意してください。

2.保湿の徹底: 「男性は保湿不要」という誤解がありますが、皮脂量が多くてもインナードライ(内側の乾燥)の状態になっている方は非常に多いです。化粧水と乳液(またはオールインワン)で、水分と油分のバランスを整えるケアは必須です。特にビタミンC誘導体は男性の過剰な皮脂対策に最適です。

3.シェービング後のケア: シェービングは肌に大きな負担をかけます。シェービング後は特に保湿を念入りに行い、肌荒れを防ぎ、角栓ができにくい肌環境を整えましょう。

男性も女性も、鼻の角栓対策の鍵は「清潔・適度な除去・そして徹底した保湿」にあります。


8.まとめ:正しい知識でつるつるの鼻へ

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鼻の角栓は、誰にでもできる生理現象であり、適切に対処すれば必ず改善できます。

角栓対策の最重要ポイント

1.除去の基本:丁寧なクレンジングと酵素洗顔です。角栓の主成分(タンパク質・皮脂)を優しく分解・除去します。

2.予防のカギ:ビタミンC誘導体とセラミドでの保湿です。皮脂の過剰分泌を抑制し、肌のバリア機能を正常に保つことができます。

3.NG行為:肌を傷つけ、炎症・色素沈着・毛穴の開きを悪化させるため、指や器具による押し出しはやめましょう。

4.インナーケア:皮脂の代謝を体内からサポートするため、ビタミンB群を意識した食生活を心がけましょう。

鼻の角栓をなくし、自信を持って人前に出られるつるつるの肌を手に入れるためには、短期的な除去だけでなく、上記のような長期的な予防と正しいスキンケア習慣の確立が不可欠です。

今日から正しい知識と方法でケアを始め、美しい素肌を目指しましょう。


この記事を書いた人

山下 こうすけ

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わくわくボディクリニック代表 | 美容・健康業界の第一人者

2003年、セラピストとしてキャリアをスタートし、2010年に「わくわくボディクリニック」を創業。

独自に開発した20年以上の研究に基づく施術メソッドが高く評価され、現在では年間15,000人以上が来店する人気サロングループへと成長を遂げる。

また、その高い専門性と技術力が評価され、ミス・ジャパンの審査員も担当。

美容・健康に関するセミナー講師として、多くの女性の美と健康をサポートし続けている。

現在も施術の最前線に立ちつつ、最新の美容・健康トレンドを取り入れながら、多くの女性の「美」と「健康」をサポートし続けている。

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