妊娠中期の頭痛がつらい!原因とすぐに試せる対策法を徹底解説

「安定期に入ったはずなのに、なぜか頭痛がひどい…」
「お薬を飲みたくないけれど、この痛みはどうにかしたい」
妊娠中期(16週〜27週)は、つわりが落ち着き心身ともに安定する時期と言われていますが、実は「頭痛」に悩まされる妊婦さんは少なくありません。
大切な赤ちゃんがお腹にいるからこそ、安易に市販薬に頼るのも不安ですよね。
この記事では、妊娠中期の頭痛の主な原因から、日常生活で取り入れられる具体的な対策法、そして注意すべき危険な頭痛のサインまで、詳しく解説します。
1. 妊娠中期の頭痛、実は多くの妊婦さんが経験している?

ある調査データによると、妊婦さんの約30%〜50%が妊娠期間中に何らかの頭痛を経験していると報告されています。
特に妊娠初期から中期にかけては、ホルモンバランスの激変や血流量の増加により、頭痛が誘発されやすい時期なのです。
1-1.妊娠中期に多い頭痛の種類
妊娠中期の頭痛は、主に以下の2つのタイプに分けられます。
緊張型頭痛: 肩こりやストレス、姿勢の悪さからくる「締め付けられるような痛み」

片頭痛(偏頭痛): 血管の拡張により起こる「ズキズキと拍動するような痛み」
自分の痛みがどちらのタイプに近いかを知ることで、より効果的な妊娠中期の頭痛対策法を見つけることができます。
2. なぜ妊娠中期に頭痛が起きるのか?主な原因4選

対策を立てる前に、まずは「なぜ痛むのか」という原因を整理しましょう。
①ホルモンバランスの変化

妊娠中は「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が急増します。
このホルモンには血管を拡張させる作用があるため、脳の血管が広がり、周囲の神経を圧迫することで片頭痛を引き起こしやすくなります。
②血液量の増加と鉄欠乏

妊娠中期は赤ちゃんの成長に伴い、お母さんの体内の血液量が妊娠前の約1.4倍まで増加します。
しかし、赤血球の増加が追いつかず「水で薄まったような血液(妊婦貧血)」になりがちです。
脳への酸素供給が不安定になると、頭痛の引き金となります。
③自律神経の乱れと睡眠不足

お腹が大きくなり始めるこの時期は、寝返りが打ちにくかったり、頻尿になったりと睡眠の質が低下します。
厚生労働省の統計でも、妊婦の約7割が睡眠に関する何らかの悩みを抱えていることが示されており、これが自律神経を乱し、頭痛を悪化させます。
④姿勢の変化による肩こり・首こり
重心が前に移動するため、反り腰になりやすく、肩や首への負担が増します。
これが筋肉を緊張させ、緊張型頭痛を引き起こします。
3. 【タイプ別】妊娠中期の頭痛対策法:今すぐできるセルフケア

それでは、具体的な妊娠中期の頭痛対策法を見ていきましょう。
痛みのタイプに合わせて使い分けるのがコツです。
3-1.片頭痛(ズキズキする痛み)への対策
片頭痛は「血管を収縮させること」と「刺激を避けること」が基本です。
患部を冷やす: 冷却シートや氷嚢で、痛む部位や首の付け根を冷やしましょう。

暗くて静かな部屋で休む: 光や音は片頭痛を悪化させます。カーテンを閉め、スマホを置いて安静にしてください。
カフェインを少量摂取する: 医師と相談の上ですが、少量のカフェインには血管収縮作用があります。コーヒー1杯程度なら、リラックス効果と合わせて有効な場合があります。
3-2.緊張型頭痛(重だるい痛み)への対策
こちらは逆に「血流を良くすること」と「筋肉をほぐすこと」が重要です。
患部を温める: ホットタオルや入浴で首・肩回りを温め、血行を促進します。
マタニティストレッチ: 首をゆっくり回したり、肩甲骨を寄せたりする軽い運動を取り入れましょう。
十分な水分補給: 血液の循環をスムーズにするため、常温の水やノンカフェインのお茶をこまめに飲みましょう。

4. 生活習慣で予防する!頭痛を寄せ付けない体づくり

日々の生活を少し見直すだけで、頭痛の頻度を下げることが可能です。
4-1.食事による対策(鉄分・マグネシウム)
鉄分: ほうれん草、ひじき、赤身の魚などで貧血を予防しましょう。

マグネシウム: アーモンド、バナナ、豆腐などに含まれるマグネシウムは、血管の緊張を調節する働きがあり、頭痛予防に効果的です。
4-2.質の良い睡眠の確保
「シムス位」と呼ばれる、横向きで寝る姿勢をサポートする抱き枕を活用してください。
寝姿勢が安定すると、筋肉の緊張が和らぎます。
4-3.ストレス管理
妊娠中期は仕事の引き継ぎや出産準備で忙しくなりがちです。
「1日15分は何もしない時間を作る」など、意識的にリラックスする時間を設けましょう。
5. 注意!その頭痛、病院へ行くべきサインかも?

多くの頭痛は生理的なものですが、中には深刻な疾患が隠れているケースもあります。
以下の症状がある場合は、我慢せずにすぐにかかりつけの産婦人科を受診してください。
5-1.妊娠高血圧症候群(HDP)の疑い
妊娠20週以降に高血圧を伴う頭痛がある場合、妊娠高血圧症候群の可能性があります。
チェックリスト:早急に受診が必要なケース
激しい頭痛が続く、または急激に悪化した。
目がチカチカする(光視症)、視界がぼやける。
血圧が140/90mmHgを超えている。
顔や手足に強いむくみがある。
上腹部(胃のあたり)が痛む。
これらは母子ともに危険が及ぶ可能性があるサインです。
「ただの頭痛だから」と自己判断するのは禁物です。
6. 薬の服用について:自己判断はNG

「どうしても痛くて動けない」という時、市販の鎮痛剤を飲みたくなるかもしれません。
しかし、一般的な鎮痛剤に含まれる成分(ロキソプロフェンやアスピリンなど)は、赤ちゃんの血管(動脈管)に影響を与える可能性があるため、妊娠中、特に中期以降は原則として避けるべきです。
どうしても薬が必要な場合は、産婦人科で「アセトアミノフェン(カロナールなど)」を処方してもらいましょう。
アセトアミノフェンは、用法用量を守れば妊娠中でも比較的安全に使用できるとされています。
7.まとめ:自分をいたわりながら、快適なマタニティライフを

妊娠中期の頭痛は、体が「少し休んで」と伝えているサインかもしれません。
今回ご紹介した妊娠中期の頭痛対策法を参考に、まずは無理のない範囲でセルフケアを取り入れてみてください。
1.自分の頭痛タイプ(片頭痛か緊張型か)を知る
2.冷却・加温を使い分ける
3.食事と睡眠で土台を整える
4.違和感があればすぐに医師に相談する
この4点を意識するだけで、マタニティライフの快適さは大きく変わります。
赤ちゃんに会える日まであと少し。お母さんの体を一番大切に過ごしてくださいね。
この記事を書いた人
高橋 あい

わくわくボディクリニック 代表 / 結果にこだわるサプリメント開発者
2010年、女性の美容と健康に特化したサロン「わくわくボディクリニック」を創業。
自身の摂食障害によるマイナス22kgの体験をきっかけに、栄養学と腸内環境の重要性に着目した元祖麹菌サプリメント「ノーカウント」を開発。
「ノーカウント」は、ダイエット、美肌、腸活をサポートするサプリメントとして、全国250以上のエステサロン・治療院などで導入されるロングセラー商品へと成長。
美容・健康業界のプロフェッショナルからも高い評価を得ている。
また、2020年には神奈川県の未病スタイルアンバサダーに就任し、食生活改善セミナーや健康イベントなどを開催し、地域住民の健康増進に貢献。
現在も最前線で施術を行いながら、科学的根拠に基づくサプリメントの研究・開発・販売を継続。
美容・健康分野における革新的なアプローチを追求し続けている

