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妊娠後期の吐き気はなぜ?原因から対策、NGな吐き気まで徹底解説

公開日: 2025.03.07 / 最終更新日時 : 2025.03.07 ミスコンレポート&コラム

妊娠後期に入り、

「吐き気がひどくてつらい」

「夜も眠れない」

と悩んでいませんか?

妊娠後期(妊娠28週以降)は、大きくなったお腹によって様々な体の変化が起こり、特に「吐き気」は多くの妊婦さんが経験するつらい症状の一つです。

妊娠初期のつわりが終わったと思ったら、また吐き気が始まり不安になる方もいるかもしれません。

しかし、妊娠後期の吐き気は原因と対策を知ることで、症状を和らげることができます。

この記事では、妊娠後期の吐き気の原因から、すぐに実践できる対策、注意すべき吐き気まで、専門家の意見を交えながら詳しく解説します。


妊娠後期の吐き気はなぜ起こる?主な3つの原因

妊娠後期に吐き気が起こる原因は、主に以下の3つが考えられます。

1. 大きくなった子宮による胃や腸の圧迫

妊娠後期は子宮が大きくなり、胃や腸が圧迫されることで消化不良や胃酸の逆流が起こりやすくなります。

特に食後に吐き気を感じやすいのは、胃が圧迫されるためです。

2. ホルモンバランスの変化による消化機能の低下

妊娠中はプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増加します。

プロゲステロンは子宮の収縮を抑える働きがありますが、同時に胃腸の動きを鈍らせるため、消化機能が低下し、吐き気につながることがあります。

3. 胎動や精神的なストレス

妊娠後期は胎動が活発になり、胃を直接刺激することがあります。

また、出産への不安やストレスも自律神経の乱れを引き起こし、吐き気を悪化させることがあります。


妊娠後期の吐き気を和らげる5つの対策

妊娠後期の吐き気は、以下の対策で和らげることができます。

1. 食事の工夫

  • 少量ずつ、ゆっくり食べる: 一度にたくさん食べると胃に負担がかかるため、少量ずつ、こまめに食事を摂りましょう。

  • 消化の良いものを選ぶ: うどん、お粥、バナナ、豆腐など、消化の良い食材を選びましょう。

  • 温かい食事を摂る: 温かいスープやおかゆは、胃を落ち着かせ、リラックス効果も期待できます。

  • 冷たいものを試す: 冷たい食べ物や飲み物は、吐き気を和らげる効果が期待できます。

  • 酸味のあるものを試す: レモンや梅干しなど、酸味のあるものは、吐き気を和らげる効果が期待できます。

  • 食事の時間を工夫する: 空腹時や満腹時に吐き気を感じやすい場合は、食事の時間を調整してみましょう。

2. 食後の過ごし方

  • 食後すぐに横にならない: 食後30分~1時間は、ゆったりと座って過ごしましょう。

  • 寝る姿勢を工夫する: 右側を下にして寝ると、胃の内容物が腸へ移動しやすくなります。

  • 枕を少し高くする: 胃酸の逆流を防ぎ、胸やけを軽減できます。

3. リラックスできる時間を作る

  • マタニティヨガやストレッチ: 呼吸を意識した運動は、自律神経を整え、リラックス効果をもたらします。

  • アロマテラピー: リラックス効果のあるアロマオイル(ラベンダー、カモミールなど)を試してみましょう。

  • 十分な睡眠: 質の良い睡眠は、心身の安定につながります。

  • 音楽を聴く: 好きな音楽を聴くことで、リラックス効果が得られます。

  • 入浴する: 温かいお風呂にゆっくり浸かることで、心身ともにリラックスできます。

4. 体を温める

  • 温かい飲み物: ハーブティー(カモミール、ジンジャーなど)は、体を温め、胃腸の働きを助けます。

  • 足湯や半身浴: 体を温めることで血行が促進され、リラックス効果も期待できます。

  • カイロや湯たんぽ: お腹や腰を温めることで、吐き気を和らげることができます。

5. 吐き気止めの活用

  • 医師に相談: 吐き気がひどい場合は、医師に相談し、安全な吐き気止めを処方してもらいましょう。

  • 漢方薬: 漢方薬は、吐き気を和らげる効果が期待できます。専門家に相談し、自分に合った漢方薬を選びましょう。


妊娠後期の吐き気はいつまで続く?

吐き気のピークは個人差がありますが、臨月に入り、赤ちゃんの位置が下がると胃の圧迫が軽減され、自然と治まることが多いです。

こんな時はすぐに病院へ!注意すべき吐き気

以下の症状が見られる場合は、妊娠高血圧症候群や他の病気の可能性があるため、すぐに医師の診察を受けてください。

  • 激しい頭痛やめまい

  • 急激な体重増加やむくみ

  • 持続的な腹痛や出血

  • 嘔吐が続き、水分摂取も困難な場合

  • 視覚異常(目がチカチカする、光が見えるなど)

  • 意識障害


統計データ:妊娠後期の吐き気は多くの妊婦さんが経験

  • 厚生労働省の調査によると、妊娠悪阻(つわり)は、全妊婦の50~80%に認められ、そのうち約0.5~2%は入院加療を要する重症例であると報告されています。

  • また、日本産科婦人科学会によると、妊娠後期に吐き気を経験する妊婦は少なくありません。特に、多胎妊娠や肥満の妊婦は、吐き気を経験するリスクが高いとされています。

これらのデータからも、妊娠後期の吐き気は決して珍しいものではなく、多くの妊婦さんが経験する一般的な症状であることがわかります。


妊娠後期の吐き気と上手に付き合うためにもう一工夫!

  • 吐き気の原因となる食べ物を避ける: 油っこいもの、刺激の強いもの、甘すぎるものなどは、吐き気を悪化させる可能性があります。

  • 食事のタイミングを工夫する: 空腹時や満腹時に吐き気を感じやすい場合は、食事のタイミングを調整してみましょう。

  • 気分転換をする: 気分転換に、好きな音楽を聴いたり、アロマを焚いたり、リラックスできることを試してみましょう。

  • パートナーや家族の協力を得る: 家事や育児など、負担を減らすために、パートナーや家族に協力を求めましょう。

  • 記録をつける: 吐き気の頻度や程度、食事内容などを記録しておくと、医師に相談する際に役立ちます。

  • 無理をしない: 吐き気がつらい時は、無理をせず、ゆっくり休みましょう。

  • 周囲の理解と協力: 妊娠後期の吐き気は、周囲の理解と協力が不可欠です。辛い時は無理せず、周りの人に頼りましょう。

  • 衣類の工夫: 締め付けの少ないゆったりとした衣類を選び、お腹への圧迫を避けましょう。

  • 適度な運動: 体調の良い時に、軽い散歩やストレッチなどを行い、血行を促進しましょう。

  • 精神的なケア: 妊娠中の不安やストレスは、吐き気を悪化させる可能性があります。パートナーや家族と協力し、リラックスできる時間を作りましょう。


まとめ:妊娠後期の吐き気と上手に付き合い、穏やかなマタニティライフを

妊娠後期の吐き気は、多くの妊婦さんが経験する症状です。

原因を理解し、適切な対策を行うことで、症状を和らげることができます。

無理をせず、リラックスして過ごし、穏やかな気持ちで出産の日を迎えましょう。


この記事を書いた人

高橋 あい

わくわくボディクリニック 代表 / 結果にこだわるサプリメント開発者

2010年、女性の美容と健康に特化したサロン「わくわくボディクリニック」を創業。

自身の摂食障害によるマイナス22kgの体験をきっかけに、栄養学と腸内環境の重要性に着目した元祖麹菌サプリメント「ノーカウント」を開発。

「ノーカウント」は、ダイエット、美肌、腸活をサポートするサプリメントとして、全国250以上のエステサロン・治療院などで導入されるロングセラー商品へと成長。

美容・健康業界のプロフェッショナルからも高い評価を得ている。

また、2020年には神奈川県の未病スタイルアンバサダーに就任し、食生活改善セミナーや健康イベントなどを開催し、地域住民の健康増進に貢献。

現在も最前線で施術を行いながら、科学的根拠に基づくサプリメントの研究・開発・販売を継続。

美容・健康分野における革新的なアプローチを追求し続けている。

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