経産婦、妊娠しやすいのはなぜ?意外な盲点とは?
経産婦、妊娠しやすいのは、なぜ??
経産婦(経産婦)とは、すでに出産経験がある女性のことを指します。
昔から「経産婦は妊娠しやすい」と言われているのですが、それはなぜでしょう?
今回の記事ではその理由と、妊娠しやすい身体づくりについて、まとめてみました。
- 経産婦が妊娠しやすい理由は?
①子宮環境の変化
出産を経験すると、子宮や骨盤周りの筋肉や組織が柔軟になっています。
これにより、受精卵が子宮内に着床しやすい環境が整っていると考えられます。
②排卵が正常化
出産を経験することで排卵が規則正しくなる場合があります。
これにより、妊娠しやすいタイミングが把握しやすくなり、妊娠の確率が上がることがあります。
③精神的な余裕
一度妊娠・出産を経験しているため、出産に対する精神的な不安が少なく、リラックスしていることが多いです。
このリラックスが、妊娠の成功率を高める要因になることがあります。
④健康状態の改善
多くの女性は、妊娠・出産の経験を通じて健康管理に気を配るようになります。
例えば不規則な生活をしていた人が早寝早起きをするようになったり、食事面も栄養バランスを意識したりしますね。
健康状態が妊娠・出産期間でよくなることによって体が整い、初産の時よりも妊娠しやすい体になっていると考えられます。
- 経産婦が妊娠しやすい体になるにはどうする?
「経産婦は妊娠しやすい」と昔から言われてはいますが、年齢や生活環境などの要因で必ずしもそうとは言えません。
どうしても個体差はあります。
2人目以降を考えているママさんが妊娠しやすくなるためにどうしたらよいかも考えてみましょう。
①健康的な体を維持する
健康的な体を維持するためには、健康的な生活習慣を維持することが大切です。
まず栄養バランスのよい食事を心がけましょう。葉酸・鉄分・カルシウムを十分に摂取することが大切です。
そして睡眠はホルモンバランスの安定に直結します。
お子様が増えて生活リズムが崩れやすいと思いますが、
家族と家事を分担する
ルンバや食洗器といった便利な家電を導入する
などして眠れる時間を積極的に確保しましょう。
②体重のコントロール
適正体重をBMI(Body Mass Index、体格指数)で計算して確認しましょう。
[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗)]の結果が18.5以上25未満となれば適正体重と言えます。
痩せすぎたり太りすぎたりすると、排卵しにくい・流産や早産・妊娠高血圧などのリスクが高まります。
適正な体重を維持することで、妊娠しやすい体を作っていきましょう。
③子宮の状態をチェック
基礎体温を測定して排卵が定期的にあるのか確認する、定期的に産婦人科を受診して卵巣や子宮の状態を把握しておく、といったことが重要になります。
- 2人目以降を希望するならストレスに気を付けよう
不安や緊張でずっと疲れた状態でいると月経周期が乱れやすくなります。
男性も激しいストレスを受け続けると勃起力や射精機能の低下に繋がります。
2人目以降を望むのであれば夫婦ともにストレスに気を付けて過ごしましょう。パパもママもリラックスタイムが必要です。
「経産婦が妊娠しやすい」と言われていますが、言われ始めた昔と比べて今は核家族が多くパパとママは忙しく過ごしています。
そして初産の平均年齢も上がっています。
したがって「経産婦だったら簡単に妊娠する」というわけでもないのです。
ストレスは妊娠の大敵ですので、少しでもリラックスした毎日になるようにして、2人目以降の妊娠を楽しみに待ちたいですね。