マタニティーブルー なんか悲しい、不安、涙の対策
マタニティーブルーとは??
マタニティーブルーの正式名称は「マタニティーブルーズ」と言い、出産後2日~2週間くらいの間におきる心身の状態の事を指します。
ですが近年は妊娠中から出産後の不安な状態を総じて「マタニティーブルー」と呼ぶようになりました。
今回は「マタニティーブルー」についてお話しようと思います。
- マタニティーブルー~妊娠中~
それではまず妊娠中に起きるマタニティーブルーについて考えていきましょう。
妊娠中に起きるマタニティーブルーとは、ホルモンの変化や体の負担によって感情が不安定になることを指します。
①ホルモンの変化
妊娠中はエストロゲンとプロゲステロンなどのホルモンバランスが急激に変化します。
これらのホルモンは気分や感情に影響を与えることがあります。

特に「悲しみ」「怒り」「不安感」を激しく感じる傾向にあります。
②身体的な変化とストレス
妊娠に伴う体重増加、ボディラインの変化、疲れやすさ、つわりなどがストレスや不安を引き起こすことがあります。

「妊娠しているから」と分かっていても、大きな変化に心がついていけないことがストレスになっています。
③心理的な要因
妊娠や出産に対する期待や不安、将来への心配などが感情に影響を与えることがあります。
特にお仕事をしている人は「どのタイミングで仕事から離れるか」「産後はいつ復帰するか」など気にかけることが多いです。
このため、ご自身の体調にくわえて将来に対する不安が強くなりやすいです。
- 妊娠中のマタニティーブルーをどう乗り切るか?
妊娠中にとても不安になったり怒りやすくなった時、どう乗り切ればよいのでしょうか。
妊娠しているという状態は人生においてのビックイベント。
ホルモンバランスの変化が原因のマタニティーブルーは誰にでも起きておかしくない状態です。
どうか一人で抱え込まないで、ご家族・友人・SNSなど周りに「つらい」「不安だ」と伝えてください。
お一人でなんとかしようと頑張らなくてよいのです。
メンタルが乱れていると背中がコチコチに凝り固まっている事が多いです。
マタニティOKの整体やマッサージにいって身体を整えてもらう、というのも良いですね。

身体がほぐれると心がホッとしますよ。
- マタニティーブルー~出産後~
それでは次に出産後に起きるマタニティーブルーについてです。
出産してから2日後くらいから2週間後くらいの間になりやすく、産後5日目くらいがピークです。
①些細なことで涙が出る
②赤ちゃんのお世話が正しいのか不安になる
③些細なことでイライラする
④いつも疲れている
⑤集中できない
⑥突然落ち込んだり、逆に急に気分が良くなったりする
⑦誰かと一緒にいても孤独を感じる
⑧うまく眠れない
これらの症状が現れますが、自然に解消することが多いです。
しかしながら産後1カ月過ぎても症状が変わらなかったり、もっと深刻になっていたりするケースもあります。
その時はマタニティーブルーではなく産後うつの可能性がありますので、お医者様に相談した方がよいでしょう。
- 妊娠中も産後も大切なこと
マタニティーブルーは誰にでも起こる可能性があることですが、妊娠中も産後も
『 1人で頑張らない 』
ようにすることが大切です。
「赤ちゃんを守らなくては」という強い意思が働きますが、周りに「助けて」「できない」と不安を口にすることは悪いことではないのです。
どうしても家族・友人・同僚などには話にくければ専門機関を頼ってしまいましょう。
地域の保健センターでは健康や育児の相談ができますし、カウンセリングルームならば心理学を基盤とした方法でケアを受けられます。
皆様が明るく楽しく産前産後の時間を過ごせますように!