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整腸剤とは?腸内環境を保つには?デメリットも紹介

2024.05.20 ミスコンレポート&コラム

整腸剤とは?健やかな腸内環境を保つために

最近、腸活という言葉をよく耳にしますが、腸内環境は心身の健康を保つ、とても大切な役割があります。

現代の忙しい生活や不規則な食事、ストレスなどが原因で、多くの人が便秘や下痢、腹痛などの腸の問題に悩まされています。

そんな時に役立つのが整腸剤です。

今回の記事では、整腸剤についての基礎知識、メリット・デメリットなどについて詳しく解説します。


整腸剤とはどんなもの?

整腸剤とは、腸内環境を整え消化や排便を改善するための医薬品やサプリメントです。

腸内には数百種類以上の細菌が存在し、そのバランスが崩れると消化不良や便秘、下痢などの症状が現れることがあります。

整腸剤にはどんな効果があるのでしょうか?詳しく紹介していきます。

①腸内フローラの改善

整腸剤は腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の活動を抑えることで腸内環境を整えます。

②便秘や下痢の改善

消化機能を正常化し、便秘や下痢の症状を緩和します。

③消化吸収の促進

消化酵素を補助し、食べ物の消化と栄養素の吸収を助けます。

④免疫力の向上

健康な腸内フローラは免疫機能をサポートし、全体的な健康状態の向上に寄与します。


整腸剤はどんな成分が入っているの?

さて、整腸剤にはどのような成分が入っているのでしょうか。

①乳酸菌(プロバイオティクス)

代表的な整腸剤の成分で、ビフィズス菌やラクトバチルスなどがあります。

これらは腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌の活動を抑制します。

②オリゴ糖(プレバイオティクス)

オリゴ糖は善玉菌のエサとなり、その増殖を助けます。また、腸内の水分を保持し、便を柔らかくする効果があります。

腸の蠕動運動を促進するため、便秘の予防や解消に役立ちます。

オリゴ糖を過剰に摂取すると、ガスが溜まりやすくなったり、お腹が張ることがあります。

適量を守ることが大切です。

③消化酵素

食物の分解を助け、消化を促進します。アミラーゼ、リパーゼ、プロテアーゼなどがあります。

④繊維質

腸の動きを促進し、便秘を予防します。食物繊維やサイリウムなどがあります。

食物繊維は大きく分けて、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があり、それぞれ異なる効果を持っています。


整腸剤を飲むメリットは?

整腸剤の効果やメリットについて確認していきましょう。

①消化器系の健康改善

便秘や下痢、腹痛などの症状を緩和し、腸内環境を改善します。

②免疫機能の強化

腸は免疫機能の一部を担っているため、腸内環境が整うと免疫力も強化されます。

腸内フローラが健康であることで免疫システムの強化につながります。

③副作用が少ない

多くの整腸剤は自然由来の成分を使用しているため副作用が少ないとされています。

④手軽に摂取可能

サプリメントやドリンク形式で手軽に摂取できます。


整腸剤って本当にいいことばかり?

整腸剤を飲むことで腸内環境が整い、消化器系の健康をサポートすることがわかりました。

本当にいいことばかりなのでしょうか?

デメリットの部分もチェックしておきましょう。

コストがかかる

一時的に便秘や下痢の症状を治したいのであれば整腸剤を飲む期間は数日程度です。

ですが腸内フローラを根本から改善したいとなると3か月から6か月くらいの長期的な服用が必要となり、コストがかかります。

②効果の個人差

効果は人によって異なるため、例えばドラッグストアやインターネットで人気の整腸剤を飲んだとしても、必ずしも全ての人に効果があるとは限りません。

長期間の使用が必要

効果を実感するまでに時間がかかることが多く、長期間の使用が必要です。

特定の健康状態では使用不可

一部の整腸剤は、特定の病状やアレルギーを持つ人には適さない場合があります。


整腸剤と便秘薬は違うの?

整腸剤とはその名の通り「腸を整える」薬です。

腸内環境の改善とともに消化器系全体の健康を促進することが目的になります。

対して便秘薬は、腸の蠕動運動を刺激して便を排出することが目的です。

一時的に便秘を改善したいのであれば便秘薬が必要となりますし、長期的に腸内環境を改善して便通も正常化したいのであれば整腸剤の出番となります。


- まとめ

整腸剤は、現代社会で乱れがちな腸内環境を整えるための、強力なサポートグッズです。

適切に使用することで、便通など消化器トラブルの改善、メンタルの安定、免疫力の向上や美肌効果も期待できます。

自分の症状に合った整腸剤を見つけ、健康な腸内環境を保ちましょう。

皆さんの腸内環境が改善され、心も体も、快適な毎日を送れることを願っています!

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