店舗を
探す

足の指の形に合った靴選び&外反母趾を防ぐコツ

2024.04.19 ミスコンレポート&コラム

足の指の形って種類があるの?

足の指の形って、意外と人それぞれ違います。

足の指の形は、5本の指の中でどの指が長いかによって異なり、これを基にタイプ分けします。

一般的に、足の指の形は3つのタイプに分けられる方法と、さらに細かく5つのタイプに分けられる方法がありますが、今回はシンプルな3タイプの分類について説明していきます。

このタイプ分けを知ることで、適切な靴選びができるだけでなく、足の不調を防ぐためのヒントにもなります。

どのような指の形があり、それぞれに合った靴の選び方や日常的な注意点を見ていきましょう。


-「エジプト型」の足の指の形とは?

まずは「エジプト型」の足の指の形について見ていきます。

足の指を見てみると、親指が最も長く、小指にむけて順々に短いのが特徴です。

日本人に一番多いタイプで7割から8割の人がエジプト型だと言われています。

このタイプの人が靴を選ぶときは、丸みのあるラウンドトゥかレースアップ(靴ひもで紐を編み上げるタイプ)が相性がよいです。

これらのデザインは、足先に余裕があり、指が圧迫されにくいため、長時間の歩行でも疲れにくく、快適さを保てます。

‐「ギリシャ型」の足の指の形とは?

それでは次に日本人で2番目に多いタイプの「ギリシャ型」についてです。

足の指を見てみると、人差し指が1番長く、日本人の中では2割の人がギリシャ型です。

靴を履いた時に、足の幅はあっているのに人差し指の長さが長い分、前側が合わずにつま先が痛くなりやすいです。

靴を選ぶときは足の形のようにつま先が山型の物を選びましょう。

ランナーさんでギリシャ型の方は、一番長い人差し指の爪が当たって痛いことが多いです。

ランニング中に人差し指が靴の中で擦れて爪が痛むのを防ぐためには、しっかり足幅と足の長さを計測するのはもちろん、正しい紐の締め方でランニングシューズを履くようにしましょう。

紐の締め方を工夫するとかなり足の指への負担を減らすことができます。

‐「スクエア型」の足の指の形とは?

最後に「スクエア型」の足の指についてです。

スクエア型と呼ばれる足の指の形とは、足の指の親指から薬指までの4本がほとんど同じで、全体的に平坦な形をしています。

日本人では一番1番少ないタイプで1割未満の人がスクエア型です。

スクエア型の足の人つま先が細い靴を選ぶと、靴の中で指が重なってしまい、圧迫されて痛くなってしまいます。

足の指の形に合わせてつま先の部分が四角いスクエアトゥの靴を選ぶとよいです。

指が自由に動くことで足全体のバランスが良くなり、歩行時の疲労感も軽減されます。


足の指の形は遺伝するの?

足の指の形は遺伝するのでしょうか。

足の指の形は遺伝による影響を受けやすいです。

足全体の形・骨格・靭帯の柔軟性などの体質は遺伝すると言われています。

それに加えて生活習慣や運動習慣などの環境的要因も関わっています。

そのため、家族全員が同じ足の形をしていることもあれば、異なる形を持っている場合もあります。

子供の頃からの適切な靴選びやケアによって、遺伝的要素があっても足のトラブルを防ぐことが可能です。

‐ 足の指の形で性格がわかる?

古代中国やインドの医学では、足の指の形や配置が体の健康やバランスにどのように影響するかを理解するために、足を観察することが一般的でした。

足の指の形で性格がわかる、という性格診断が2015年にアメリカで流行りました。

日本では血液型診断が人気ですが、世界にはいろいろな診断があります。

ご自分の指の形をみながら、性格も当てはまるか考えてみてください。

①親指が一番長い「エジプト型」

感情豊かで、優しさにあふれるロマンチスト。

社交的で交渉が得意で、人との関わりが好きなタイプです。

②人差し指が一番長い「ギリシャ型」

想像力が豊かで好奇心旺盛。リーダーシップがある反面、ちょっとやんちゃな面もある。

③親指から薬指までの長さがほとんど同じである「スクエア型」

忍耐強くてじっくり考えながら行動するタイプ。少しシャイなところがある。


外反母趾になりやすい足の指の形はどれ?

外反母趾になりやすい足の指の形は、親指が一番長い「エジプト型」です。

足の指の構造上、歩くときに母指球で地面を蹴りだす動きになりやすく、重心が前にいってしまうことで親指に強い負担がかかります。

つまりエジプト型でなくても、重心が前にかかりすぎる歩き方をすると外反母趾が起こりやすくなるのです。

足の指の形に関係なく、普段から意識することで外反母趾を防ぐ方法をお伝えします。

①立っている時

立っている時に両足の内くるぶしのあたりに重心がくるようにしましょう。

両足の内くるぶしに体重が半分ずつかかるようにすると、普段から前重心にならないようになるので足指への過剰な負担を軽減できます。

②歩く時

足を平らに真下に着地するように意識して歩くことが大切です。

まずはその意識で足踏みをしてみます。

足踏みを続けながら『誰かが仙骨を後ろから押している』イメージで前に進み始めます。

足先ばかり気にするのではなく、股関節の付け根である鼠径部をしっかり動かすことで、足の指への負担が減ります。


- 取り掛かりやすい事から始めてみる

外反母趾が気になる、小指が寝ているなど、足の指についてなにか改善したいことがある場合は、取り掛かりやすいことから改善を始めましょう。

足の指の形にあった靴選びと姿勢の意識を持つことで、体は少しずつ変化していきますよ。

Share On