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妊娠後期のむくみ「 象の足」はまさに「重い足」

2024.01.19 ミスコンレポート&コラム

妊娠後期のむくみ「 象の足」はまさに「重い足」

妊娠後期は、いよいよ出産を迎えるワクワクと同時に、身体的な変化もたくさんあります。 多くの妊婦さんが直面するのが「むくみ」と象の足のような感覚です。今回は、この妊娠後期特有の症状に焦点を当てて解説します。

妊娠後期のむくみ、象の足と呼ばれる現象はなぜ起こる?


-体液の増加

妊娠中、体内の血液量や体液量が増加します。これは、胎児と胎盤への十分な栄養供給を確保するためです。この増加した体液が、血管から組織に漏れ出る可能性があり、特に足や足首などの下半身にたまりやすくなります。

- 子宮の圧迫

妊娠に伴い、子宮が拡大することで、腹部の静脈に圧力がかかりやすくなります。これが血液の流れを妨げ、血液が下半身に滞留しやすくなり、それがむくみの原因となります。

-ホルモンの影響

妊娠中には、プロゲステロンやエストロゲンなどのホルモンの分泌が増加します。これが体液の保持を促進し、組織に余分な水分がたまりやすくなります。

妊娠後期のむくみ対策5選


- カリウムの摂取

カリウムを含んだ食材を食べると塩分を輩出しやすくなりむくみ解消につながります。 豆類(大豆や枝豆)・野菜(カボチャやホウレン草)・海藻(ひじきや昆布)・果物(バナナやキウイ)がカリウムを多く含む代表的な食品です。日々の食事にうまく取り入れていきましょう。

- 十分な睡眠

睡眠不足はホルモン分泌を乱す原因となり、むくみが生じることがあります。 お腹が大きくてうまく眠れない場合は抱き枕を使って“左側を下にして”寝てみましょう。 右側には心臓にむかう大きな静脈があり圧迫すると血行不良となりむくみにつながります。

- 適度な運動

軽い運動やウォーキングが血液の流れを促進し。むくみを防ぐのに役立ちます。体調が良い時に妊婦体操やストレッチをするのもよいでしょう。お腹の張りを感じた場合はすぐに休み、調子がよい時でも10分から15分を目安にするのがよいです。

- 足を上げる

足を上げて心臓よりも高い位置に置くことで、血液や体液の流れを促進します。足の下にクッションを入れるなどして過ごしましょう。そうするとむくみを軽減できます。できるだけ足を上げる時間を増やしてください。

- 水分をしっかり摂る

適切な水分摂取は大切ですが、過剰な水分摂取は逆にむくみを引き起こす可能性があります。バランスを保ちつつ、適切な水分を摂るように心がけましょう。

お水だけでは飽きてしまうと思いますので、いくつかむくみ軽減をサポートするドリンクをご紹介します。

<ハーブティー>

レモングラスやジンジャーティーは血行を促進し、むくみを緩和すると言われています。

<ココナッツウォーター>

ココナッツウォーターには電解質が含まれており、むくみを和らげます。

<シトラスフルーツジュース>

オレンジやグレープフルーツなどのシトラスフルーツにはビタミンCが豊富に含まれており、血管の健康をサポートし、むくみを軽減する効果があります。


- まとめ

妊娠後期のむくみや象の足は、多くの妊婦さんが経験するものです。 身体に起きている変化の理解と、適切なケアによって、これらのお悩みを和らげることができます。

妊娠期間中の快適な毎日を過ごすために、自分の身体をチェックしながら、適切なケアを心がけましょう。

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