背中の張り、痛み 手の痺れ(しびれ)は、結局◯◯がポイント
背中の張り、痛み、手の痺れ(しびれ)の原因は?
背中の痛み、張り、そして手の痺れは、現代社会で多くの人が抱える健康問題の一つです。仕事や生活環境の変化、ストレス、悪い姿勢などが原因となり、日常生活に支障をきたすことがあります。このブログでは、これらの症状の一般的な原因と、それに対するケアのポイントについて考えてみましょう。
背中の痛み、張り、手のしびれとは?
背中の痛み、張りは、日常の悪い姿勢を、長時間同じポジションでいることで筋肉や組織が緊張して硬くなることで生じることがあります。筋肉の過緊張、神経の圧迫、デスクワークや長時間の座り仕事などが挙げられます。
手の痺れは、頸椎や肩の問題、首周りや胸筋などの緊張から引き起こされることがあります。特に頚椎(首の椎骨)の問題は、手の感覚や動きに影響を与える可能性があります。また、糖尿病や関節リウマチなど全身性の問題も手の痺れの原因となります。
更に細かく、原因を調べてみましょう
- 椎間板の問題
骨と骨をつなぐ椎間板に亀裂ができて中にある椎間板組織の一部が飛び出してしまい、神経を圧迫することで背中や腰が痛くなり動けなくなってしまうこともあります。 椎間板ヘルニアといわれる症状です。 また、脊椎の椎間板が神経に圧迫をかけることが手のしびれを引き起こすことがあります。
- 内臓の問題
背中の痛みは内臓のトラブルも考えられます。 腎臓の問題の場合は片側の腰、胆のうの炎症の場合は背中の右側に痛みが出ることがあります。大腸がん・胃潰瘍・十二指腸潰瘍の痛みが腹部より先に背中に出る方もいます。 また、心臓や胆嚢の問題から手の痺れがでることもあります。
- ストレス・精神的な要因
ストレスや不安は筋肉の緊張を引き起こし、血管を収縮させ、体全体の循環を悪くさせます。それが背中の痛みにつながることがありますし、心因性の問題が手のしびれという症状になる事もあります。 ストレスというと「眠れない」「食欲がない」「やる気が出ない」といった症状が出ることが多いですが、体の痛みとして現れることもありますので、ストレスが原因の場合はなるべく早くストレスの原因を自分から切り離しましょう。
背中の張り、痛みや手の痺れの解消法
- 姿勢を改善する

背中の痛みの原因として考えられるのは、猫背や反り腰といった姿勢の悪さからくる痛みです。 姿勢が崩れれば頭の重さを背骨がうまく受け止められないため、首や背中の骨・椎間板・筋肉などを傷めることになります。
特に猫背は首から背中にかけての筋肉をかなり緊張させ、神経も圧迫し、結果的に指や手のしびれとなります。
現代は仕事でも趣味でもスマートフォンの使用時間がかなり長く、猫背の人がとても多いです。まずは画面を覗き込む時間を短くしましょう。
デスクワークをしている場合は、デスクや椅子の高さを調整し、定期的に休憩を取ることが大切です。
- 骨盤矯正をする

骨盤は体の中心にあって体を支える土台です。その骨盤が歪んでいるとその上に乗っている背骨も首も肩もねじれてきます。
骨盤の歪みやズレによって背中が緊張を起こして痛みが発生したり、血流が悪くなることで内臓の機能が低下したりすることが考えられます。
つまり、骨盤の調整が神経系に影響を与え、神経の働きを正常化することが期待されます。これにより、身体全体のバランスが取れ、手の痺れも改善される可能性があります。
- リラックスの時間を増やす
心も体もリラックスさせて背中の緊張を取りましょう。
簡単なヨガのポーズをとる、ラベンダーなどのリラックス効果の高いアロマオイルを使ってみる、海の音や小鳥のさえずりといった自然の音を聞く、などの方法で意識的にリラックスの時間を増やしてみてください。
背中の緊張が取れれば姿勢も良くなり呼吸も深くなり、痛みから解放されるきっかけとなるでしょう。
- まとめ
結局のところ、背中の痛み、張り、手の痺れを取るには、身体の柔軟性と心の柔軟性を高めておくことがポイントになります。
生活環境や姿勢の見直し、適度な運動、心のリフレッシュ、専門家のアドバイスを受けつつ、症状に合わせた対策を行いましょう。